こんにちは、葉隠しんの(@Singularity1217)です。
今回はウィレット蒸留所の魅力に迫ります。
バーで見つけたら、ぜひトライしてみてほしいです。

目次
3分で分かるウィレット蒸留所の概要
ウィレット蒸留所は、ケンタッキー州の南部、バーズタウンにあります。

1935年に、ランバート・ウィレットが設立した蒸留所ですが、環境問題で1980年代に一度閉鎖しています。
しかし2012年に、2器のポットスチルと1器のコラムスチルで稼働を再開しました。

味わい深いです。
2012年の再稼働時点で、すでに8年物のバーボンが販売されていました。
他の蒸留所から樽を買い付けて販売していたようです。
なぜか?
明確な答えはありませんが、資金繰りのためであると考えられます。
バーボンは蒸留後、3年程度の熟成期間が必要なため、商品を販売するまでに資金を準備しなければいけません。
新規の蒸留所立ち上げの難しさを感じさせます。
ちなみに、ウィレットが買い付けて販売していたウイスキーは傑作のものが多く、非常に美味しいためヴィンテージバーボンとなっています。
再開後のウイスキーも非常に美味しく、特にライウイスキーは独特のクリーミーさが堪らない美味しさです。
どんどん蒸留再開後の製品が販売されているため、今後が楽しみな蒸留所です。
ウィレット蒸留所見学
非常に満足できるので、見学訪問にはイチオシの蒸留所です。
こちらがマッシュタンと呼ばれる発酵槽です。
実際に仕込んでいるところを見られた蒸留所は数える程なのですが、ウィレット蒸留所はその中の1つです。
パイプから出てきている液体は、原料(コーン、小麦、ライ麦など)を混ぜ合わせたものです。

次の写真は、発酵中の写真です。
水面に気泡が見えていますが、発酵によって実際にブクブクと泡が立っています。

この原始的な感じが再開したばかりの蒸留所といった雰囲気ですね。
そこが良い。手作り感がありますね。
次は、ポットスチルです。
冒頭に別の写真を掲載しましたが、味わい深い形をしています。
復活を感じさせます。
愛着の沸くカワイイ形をしていますね。



再稼働にしては、思いのほか樽がたくさんありますね。
買ってきた樽も多いようです。

要チェックのウィレット蒸留所銘柄3選!
現在は蒸留所が樽を買い付けてきたバーボンと、蒸留所再開後のバーボンが販売されています。
どちらも甘さ&クリーミーな味作りを感じます。
樽の買い付けがかなり上手なんでしょうかね。
1本は飲んでみる価値ありです。
蒸留再開後のバーボンはごく少数ですが流通しています。
わたしは後ほど紹介するライウイスキーが好きです。
『ウィレット ポットスティル リザーブ 47° 750ml』
ポットスティルの形状のボトルが魅力的です。
味わいは、ハチミツ・カラメル・プルーンといったややビターな甘さ、そして軽やかさを感じさせます。
一度見たら忘れない。
『ノアーズ・ミル 57度 750ml 』
こちらもマイナーなバーボンですが、傑作バーボンの1つです。
ハチミツ・カラメル・プルーンと度数を裏切らないリッチな風味の強さが魅力です。
喉の抜けかたは強過ぎず。
ロックにしても良さそうですね。
ただ、どうしても値上がりしてしまいましたね。
『ウィレット・ライ・ウイスキー 3年 』

こちらは、蒸留所再開後のライウイスキーです。
まだまだ数が少ないようでリンクはありませんが、ウイスキーに強い酒屋であれば手に入るかもしれません。
写真はわたしのお楽しみボトルです。
ライウイスキーのため、甘すぎずミントや紅茶のようなフレッシュな香りです。
味わいは、クリーミーさと55°のパンチを併せ持ちます。
バーボンマニアも楽しめる味わいだと思います。
今後に期待ですね。
呑みかけのウイスキーには、キャップ部にパラフィルムを巻いて封をしましょう。
空気が入らず、味わいが長持ちするのでオススメですよ☟
