ワインは紀元前5千年頃に生まれたと言われていますがミードの歴史はもっと古い。
全ての酒の起源と言われています。
ワインはその伝統、文化、価格において酒の最高峰かもしれません。
そして世界およそ10万種。味わいも10万。
-城アラキ氏著 「バーテンダー」より抜粋
①日本の酒税法に縛られないという海外の地の利を活かし、
ハチミツで作れる世界最古の原始的なお酒、ミード作りに挑戦します。
②今回は醸造手前までです。
上手くいくかは分かりません。
上手くいけば後編として、城アラキ氏著 「バーテンダー」よりカクテル「ミード・ハネムーン」に挑戦します。
③日本での自家醸造は酒税法でアルコール量1%未満しか認められておりません。
もし挑戦される方がいらっしゃればご注意ください。
フレッシュなのかな。
ミード(ハチミツ酒)が作れるかも?
ここはひとつ、最古の作り方を再現してみますか。
お酒って自分で作れるものなの・・・?
なんか凄そう。
目次
レシピ
・ハチミツ 100g
・水 200g
・(ドライイースト)←通常、流通しているハチミツを使う場合は、加熱殺菌されており、天然酵母はいません。加える必要があります。
今回はハチミツが加熱殺菌されていなさそう(未確認)なので、天然酵母に頼り、あえて入れません。
ストイックに世界最古の作り方にこだわります。
※ハチミツと水量はざっくりです。
どうなるか分かりません。
作り方
まず、瓶をしっかりとゆでて殺菌します。
ここで手を抜くと、ふわふわコロニーが出来てしまい、別の観察日記をつけることになります。
十分にゆでたら、引きあげてハチミツと水を入れていきます。
重量を測るため、重量計の上に置き、ハチミツを入れます。
まあ良いですかね。
続いて、水を200g入れます。
が・・・入りません。
水180gしか入りません。
ハチミツ350gのビンなのですが、ハチミツと水で比重*が違います。
うっかりしていました。
*体積に対する重さ。ハチミツは水より重く沈みます。
水を入れただけでは、ハチミツと水が分離しているため、湯煎して溶かしていきます。
酵母を殺さぬよう、温度計で測り35℃くらいのお湯を準備して温めては振り、をくりかえします。
なお、湯銭しつつビンを振り溶かしていった写真は撮り忘れました。
しっかり、っと。・・・(途中の写真撮影を忘れる)
完成しました
いい感じに混ざった結果がこれです。
よく見たら、ハチの巣らしき不純物が浮かんでおり、天然酵母が生きていることを期待させてくれます。
あとはひたすらに待ちます。
冬季で気温が低いため、3週間くらいはかかりそうです。(たぶん)
上手くいけばクリスマス頃には飲めそうです。
失敗したら、ふわふわコロニー成長日記をお送りするかもしれません。
寒いから、夜はお布団に入れて温めますかね。
・・・(ふわふわコロニーなんて見たくない。上手くいかなそうだったら、こっそりイースト入れようかな。)
1週間経ちました
3日以降変化が起きないので、室内ヒーターのそばにおいて、25℃を維持させました。

おそるおそるフタを開けると、ブシューっと音がなりました。
炭酸ガスが発生しています。
醸造は成功しているようです。
ブクブク泡立っています。

フタを閉めなおしたところ、炭酸ガス漏れでブシュブシュいっているのが少し怖いです。
次回追記内容では、飲めるところまで上手くいっていると嬉しいです。
。。。
約1年が経ちました(2019年12月10日更新)
瓶から液だれした後が心配になるけれど。。。
人気になった以上、仕方ありません。
まさに嬉しい悲鳴です。
という訳で、今回は真面目にテイスティングします。
このために、市販のミードも買ってきました。

私が作った方は白く濁っています。そして若干、発泡しています、、、それはその通り、酵母が働いてくれている証拠です。
生きている証ですね。
うっすら気泡がわいているぞ!
ただし度数が低いので、雑菌が居るかもしれません、。。そこが怖い。
テイスティング・・・自作ミード
香りは酵母、かすかに食パン。
口に含むと味わいはリンゴジュースのような果実味を伴った甘味。
ほのかな炭酸が、生きた酵母を感じさせて少し不安になる。
後味にかすかにアルコール感。
確かに貴腐ワインとかそれ系の味わいではある。
テイスティング・・・市販品のミード
香りは菜の花。
味は白ワインと比較して、甘みがある。
自作ミードよりは酸味があり、飲みやすい。
甘味よりも酸味がありデザートワインというよりも食中酒に向きそう。
なにより、市販品のため安心感がある。
非常にバランスが良く飲みやすいです。
白ワインより酸っぱくない。
果たして、しんの のお腹は大丈夫だったのか?
ただし、少しお通じが良くなったのか翌日は普段の3倍トイレに通いました。
味は良かったため惜しいです。
白く濁ってますし雑菌が繁殖したのかも知れません。
コーヒーフィルターに通した後、火にかけてみようと思います。
葉隠しんの(@Singularity1217)でした。