海外で日本食が食べれない極限状態で、蜃気楼のように日本を思い出す料理レシピをご紹介します!
まだ日本食ないから海外進出を諦めてるの?
こんにちは、葉隠しんの(@Singularity1217)です。
海外に住んでみたいけど無理だな、と諦めてしまう理由として、日本食が食べられないからという人も多いのではないでしょうか。
米がないと生きていけない。
特にアメリカの長期滞在は辛い。
米がほとんどない。ほとんどの料理はコッテリしてる。
長期滞在していたときは毎日、ピザ、ハンバーガー、ステーキ、BBQばかり。
美味しいのですが、そんな料理を毎日食べていると辛くなりますよね。
アメリカ滞在中は、ホテルでチートスとか売ってる自販機しかご飯が食べられない夜もありました。
「僕は、おにぎりが食べたいんだな。。。」という熱い思いがこみ上げ、エア味噌汁とエアおにぎりを頬張る夢から覚めて迎えた朝もあります。
欧州に住み始めた今、実は身近に日本食材店もあるという恵まれた環境です。
が、日本で買う場合よりも圧倒的に高いため、あまり利用したくありません。
一方、中華食材店のアジア食材は安くて好きです。
アジア食材であれば恐らく世界中どこでも手に入るのではないでしょうか?
そんな状況を逆手に楽しむため、料理好きですが全くの素人の私が、お料理チャレンジを開始します。
日本食以外の食材を使い、目を閉じればかすかに日本を感じる旅愁を味わえる、”かすみを食むような”グルメへの挑戦です。
題して、かすみメシ。
ルール
下記がポイントです。
日本の食材は使わないことがルールです。
最終判定はヨッメが下します。
①日本食材店は利用しない
②欧州食材との融合をはかる
③アジア食材も使用可能(世界中どこでも調達しやすいため)
五香ペペロンチーノ
栄えある第1回目は、五香ソーセージがキーとなる、ペペロンチーノです。
五香ソーセージと、パスタを使い、目をつぶると日本の風を感じさせる作戦です。
はい。
日本食の代わりを作るんじゃないの?
と、突込みを入れたいのではないでしょうか。
日本食の代わりを狙いに行くと、日本食の劣化コピーになる確率があがるため、かえって辛くなります。
余程の自信がない限り避けて通ります。
気持ちは分かりますが、ご安心下さい。
なんとなく甘辛醤油っぽさにかすかに日本を感じる一品です。
そこに愛を感じます。愛を感じましょう。
まぁパスタは世界中でそこそこ調達しやすいでしょうし、アジア諸国でも再現可能です。
案外、実践的だと考えています。
ただ、オリジナル過ぎるので、ヨーロッパからも中国からも石を投げられる可能性は否めません。
材料
2人分のレシピは下記の通りです。
早速見ていきましょう。
・パスタ(200g)
・五香ソーセージ 4本←味の決め手!
・ニンニク 4片
・花椒(ホワジャオ)←ピリ辛アクセント!
・ゴマ油 適量
・塩 適量
☟五香ソーセージ。中華食材店で入手。

今回のキー食材。
独特の香りですが、少し醤油っぽい、甘辛味わいでなんとなく日本を思い出させてくれます。
炒めただけでも非常に美味しい。
ソーセージに当たる部分の漢字は読めません。
☟ニンニク&花椒。花椒は中華食材店で入手しました。
花椒は、麻婆豆腐や担々麺でお馴染みの、ピリピリ痺れるスパイスです。
唐辛子を使っても良いのですが、ひねくれものなのでこちらを使います。
(今思えば、少し日本が遠のくので、入れないのも手です。)
作り方
五香ソーセージを袋から出したところ。真空パックされております。

ソーセージを真空パックから取り出したところです。
繋がっております。

お気づきになりましたか?
まな板が使い込まれていますね。
ただ、その点はそっとしておいて貰えると嬉しいです。
なお、繋がっているソーセージを見るとヌンチャクを思い出しますが、食べ物で遊んではいけませんよ。
閑話休題。
冗談はこのくらいにして、先を急ぎましょう。
どちらも、カットして準備します。
五香ソーセージをいい感じに炒めたら、ニンニクを加えます。
油はソーセージから沢山出るので、入れません。
コゲちゃうのが嫌い&フレッシュよりのニンニクが食べたかったのです。

別途、茹でて置いたパスタをドーンします。
絡まるので胡麻油を掛けます。
フライパンが焦げ付いたら、ちよこさんに怒られるからね。
混ぜます。
・・・が、混ざりません。
嘘だろ、マジか、、、ってくらいに混ざりません。

いい感じに混ぜます。
火が一通り通ったら完成です。
召し上がれ
素敵な和風皿に盛り付けたら完成です。
どうです、思ったよりも美味しそうでしょう?

日本食材がない分、食器には人一倍こだわりがあります。
食器は料理のきもの。
私が尊敬する偉人の1人は魯山人です。
さて、食べてみましょう。。。。
ウマい。
五香ソーセージが甘辛くてウマい。
目を閉じると、遠い先になんとなくテリヤキ味を思い出します。
ただ上野動物園のパンダを思い出します。
そのくらい、中華に引っ張られている自分がいます。

自分に嘘はつけません。
いっそ、五香ソーセージだけ炒めても良かったんじゃないか?という声も聞こえますが、それは言わない約束ですよ。
花椒は、もっと効かせた方が良かったですね。
美味しい。
五香ソーセージが美味しい。
アジア止まりなので、”どこすみメシ”です。
最終評価
最終評価:案外ウマイ
分類:どこすみメシ
旅愁度:そこそこ(上野動物園のパンダの前までは帰れそう)
やはり、中華食材を使うと中華に引っ張られるのは否めません。
美味しいですが趣旨を考えるとどこ住み?と聞きたくなるメシでした。
皆さんも、美味しいのでぜひ作ってみて下さいね!
葉隠しんの(@Singularity1217)でした。
ドロン!🍃
