オトナの自由研究

ヨーロッパにおけるCBDオイル&大麻ビジネス情報レポート

ヨーロッパでのCBDオイル&大麻ビジネスの動向を探るため、ヨーロッパ最大級の業界カンファレンスへ参加してきました。
本記事はそのレポートです。

しんの
しんの
葉隠しんの(@Singularity1217)です。

健康効果から流星のように現れた「CBDオイル」が話題になっております。
このCBDオイルは大麻から抽出されているだけあって、われわれ日本人には縁遠い存在です。

そこで実情を知りヨーロッパでのCBD&大麻産業のビジネスシーンを調査するべく、カンファレンスへ紛れ込みました。

本記事は、大麻利用およびCBDオイルの使用を勧めるものではありません。
またCBDオイルも現在、臨床試験が盛んに行われ、その有効性が評価されいる段階であることを今回知りました。思わぬ副作用があるかもしれません。リスク判断はご自身でお願いします。

しんの
しんの
上記の文をご理解ください。
そのうえでお楽しみ頂けたら幸いです。

CBDオイルに関するおさらい

しんの
しんの
皆さま、「CBDオイル」という言葉を耳にしたことはありますか?
てんかんなどに効果があるとわかり、瞬く間に大注目され、世はまさにゴールドラッシュさながらであります。

ちよこ
ちよこ
「CBDオイルってなに? 詳しく知りたい!」というかたは、下記の記事をご覧下さい。

 

CBDオイルの入ったVAPEのイラスト
【新技術】VAPEで話題のCBDオイルを試してみた【レビュー】 こんにちは、葉隠しんの(@Singularity1217)です。 さまざまな健康効果があるというCBDオイルを、VAPE(...

 

しんの
しんの
大麻から健康成分が見つかったということもびっくりですが、健康成分だけを抽出できるということにもびっくりですね。

EIHA HEMP Conferenceについて

今回参加したイベントは、EIHA HEMP Conferenceです。
ヨーロッパの大麻ビジネスについて、大麻関連業者や大学を始めとした研究者が集まるイベントとなっております。

今回は16回目で、2019年5月5日、6日に行われました。
会場はドイツのケルンです。

しんの
しんの
ちなみにケルンは、ドイツの中では西端にある都市で、ベルギーからも車で3時間足らずで行ける場所にあります。

 

 

ヨーロッパにおける大麻産業事情

さてCBDオイルですが、ヨーロッパではアメリカほど熱狂的ではありませんでした。
これは、ヨーロッパの規制下では、麻薬成分であるTHC≦0.2%である品種しか栽培が許されないことに起因しているようです。

今回のイベントでは、CBDオイルに加えて、天然素材としての活用が印象的でした。
どちらかと言えば、従来天然素材としての利用とその研究も行われています。

こちらについてもご紹介したいと思います。

しんの
しんの
アメリカでは飛ぶ鳥を落とす勢いで大きな産業として成長しているCBDオイルですが、ヨーロッパではまだまだな状況です。

CBDオイルが多く含まれる品種はTHCも多く含まれている傾向にあり、ヨーロッパでは栽培することができないということも関係しているとのことでした。
今後、品種改良が進む可能性がありますね。

ちよこ
ちよこ
このブログの中の人もCBDオイルの盛り上がりの無さが想定外だったので、この記事をお蔵入りにしようかホントに悩んでた。

しんの
しんの
集まってきている人達の半分は天然素材としての業者&研究者たちで、いわゆる大麻としての利用、CBDオイルについても”嗜好品と変わらない”と懐疑的な人が多い印象がありました。

どちらかといえば大麻の生育の速さや利用用途の多さから、エコロジーな天然素材としての可能性にフォーカスしているようです。

ちよこ
ちよこ
CBDオイルを手放しで歓迎せず、それぞれの立場から冷静に判断している印象ね。
ヨーロッパが成熟した社会と言われる一面を感じた。

しんの
しんの
仲良くなった繊維利用技術に関する教授は、「CBDオイルも一過性のバブルではないか? バブルは必ず弾ける運命にある」と懐疑的な目を向けていたのが印象的でした。

1.CBDオイル製品最前線

しんの
しんの
トーンダウンしましたが、もちろんCBDオイル関連製品もありました。
今回、見つけた製品をご紹介していきます。

CBDオイルと言えば、VAPE(電子タバコと同じ装置)での吸引が主流ですが、こちらではカプセルを飲むタイプを販売しておりました。

 

 

肺で吸収するよりも、穏やかに吸収されるとのこと。
1カプセルに10mgのCBDオイルが入っており、1瓶10mg×30粒=300mg入って20€での販売でした。

VAPEの場合、CBDオイル300mgで1万円程度するため、破格ですね。

そのほかCBDリップクリームCBDボディソープCBDシャンプーなど各種CBDアイテムが展開されていました。なんでもありです。

 

 

CBDリップクリームは、唇からCBDを摂取するのではなく、皮膚に良い効果を狙ったものとのことです。

しんの
しんの
先天性水疱瘡に効果があるという研究報告がされていたため、今後、美容関連の製品もどんどん出てきそうですね。

2.ヘルシーフードとしての大麻

続いて、CBDや麻薬成分のない天然素材としての大麻製品を紹介いたします。
下記のブースでは、麻の実から摂った食用オイルやナッツ、プロテインを展示していました。

 

 

実際に試食したところ、実の部分は癖のないナッツでした。
オイルも癖のない味わいで、「ヘルシーなサラダドレッシングとして売り出したい!」とのこと。

しんの
しんの
大麻プロテインは、ベルギーのオーガニックショップでも購入できます。
私が飲んでいるものは、味がまさに草といった感じで飲みづらいです。

聞くところによると、クロロフィルが除去されたものほど(つまり見た目が白いプロテインほど)、苦味がなく飲みやすいとのことでした。

3.プラスチック素材としての活用

大麻は、プラスチックとしても活用することができます。
実はBMWなど欧州の自動車メーカーで利用され始めており、プラスチックに混ぜることで、10%の重量軽減をすることができるとのことです。

 

 

実際のドアの内側です。ところどころ繊維が見えますね。

 

 

4.その他、、、色々なものに活用出来ます

会場で無料配布された、ヘンプチョコレート、シリアル、さらにヘンプインクのボールペン
食品だけでなくインクにまで活用されています。

 

 

この他、プレゼンテーションの中では、レンガなどの建材の代わりにも使えるとのことでした。
地震の多い日本では難しいかもしれませんが、家にまで使えるとはビックリですね。

最後は懇親会で振る舞われた、ヘンプビール

しんの
しんの
ホップが効いたような味わい。
想像より?は美味しかったです。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
本記事の要点は下記です。

要点まとめ
  1. 現時点でのヨーロッパのCBDオイルにかんするビジネスの盛り上がりは、アメリカ程ではない
  2. 大麻には自動車の内装、ペンや食品にも使用されるマルチな素材としての側面がある
  3. 生育の速さから、エコロジーな天然素材としての側面もある

しんの
しんの
やはりアメリカでのCBDオイルの過熱をしり目に、ヨーロッパでは冷静な態度を肌で感じたことが印象的でした。
自分で一次情報にあたるのは大事ですね。

葉隠しんの(@Singularity1217)でした。

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葉隠しんの
座右の銘は「冗談のなかに真実あり。真実のなかに偽りあり。」 あなたに新たな発見や楽しい時間を過ごすという価値を届けます。