こんにちは、葉隠しんの(@Singularity1217)です。
そもそもベルギーってどんなところか、ご存知でしょうか。
場所は? 人口はどのくらい?
本記事では、ベルギーについての概要をわたしの体験を交えつつ、ご紹介します。
あと新たな情報を見つけたら追記していくって、中の人が言ってました。
ベルギーの場所は?
ベルギーは下図の赤枠で囲んだ位置にあります。
オランダ・ドイツ・フランス・
かつては多くの
特に有名な戦争はナポレオンが敗戦した「ワーテルローの戦い」です。
現在は、ベルギーの首都ブリュッセルにEUの本拠地があります。
地理的にヨーロッパのど真ん中にあり、ヨーロッパの国々に出張しやすいためか、トヨタをはじめとした約250の日本の会社がベルギーに進出しています。

ってことは、モスクワでロシアなのね。
そう考えるとロシアって距離が近い。
日本とエストニアやベラルーシ、ウクライナって実はロシアを挟んで隣の国なんですよ。
なんで「ベルギー」って言うの?
古代ローマ時代には、ガリア属州のベルギガという土地名がありました。
ベルギーは、「ベルギガ人の土地」という言葉にルーツがあります。
古代ローマ時代以降、交易の中心として発展していきます。
このため、単一の言語を話す者が国家を形成したわけではないため、現在でも北と南でオランダ語系とフランス語系と、異なった言葉が話されています。
また、地域は時の強国に支配され続けることになります。
古代ローマより発展してきた土地ではありますが、ベルギーが国家として独立したのは、1831年からとなります。
人口や面積はどのくらい?
ベルギーの国民は約1100万人で、国土は約30,000平方kmです。
東京都の人口が約1300万人のため、実は東京都民よりも少ないです。
東京の面積は、2200平方kmです。
ちなみに人口密度は約6300人/平方kmに対し、ベルギーは約360人/平方kmです。
ざっくりいうと日本の人口密度はベルギーの18倍となります。
ブリュッセルは観光客も多いと思うけど、それでも東京都内よりは人が少ない。
通勤ラッシュは、こちらの環境に慣れてしまうと絶対無理に感じてしまいます。
話されている言葉は?
ベルギー語、、、と言いたいところですが、
オランダ語系のフラマン語を話す地域、フランス語系のワロン語を話す地域、
下記の記事にベルギーの言語について書いていますので、よろしければご参照ください。
http://hagashin.net/2019/05/13/belgiumlanguage/
言葉が違うともめないの?
もめています。未だにもめています。
文献によると、ベルギー建国当時、権力に近い者たちはフランス語系話者で占められており、公文書はフランス語で記述されたとのことです。
このため、フランス語を話すワロン地域(南部)の権力が強い時代が続きます。
19世紀初頭は、ワロン地域(南部)で、石炭や鉄鋼業が採掘され、経済を引っ張っていきます。
しかし20世紀に入り状況が変わっていきます。
鉄鉱石や石炭の価値が、ワロン地域(南部)は経済的な衰退を迎えました。
そこで、港があるオランダ語を話すフラマン地域(北部)にスポットが当たります。
この地域に国外の企業を誘致することに成功し、経済的成長を遂げます。
またフラマン地域には、ブリュッセルに次いで第2都市であるアントワープ、観光地であるブリュージュやゲントが集中し、観光資源も豊富です。
現在、圧倒的に経済が強いフラマン地域が、経済的に衰退しているワロン地域を支えているのですが、ここに反発がありフラマン地域ではときに独立の機運が高まったりします。
表面的にはあまり感じませんが、その分根深く感じます。
また現在は移民のかたも増えており、
現在、ベルギーでは労働許可証と滞在許可証(IDカード)を一本化する政策を進めているのですが、作業にかける人数が少なく、非常に対応が悪いです。
ベルギーに滞在する日本人の中でも、IDカードの発給が遅延するケースがあり
こういった苦労は、海外独特のものですね。

ベルギーのGDPってどれくらい?
日本国外務省によると、ベルギーのGDPは1人当たり46,724ドルです。(2018年)
ちなみに日本は、一人当たり38,428ドルとベルギーより低いです。
日本より高いのはなぜなんでしょうね。
理由は色々あると思うのですが、わたしが常日頃から思うのは、ベルギー人は日本人的な感覚でいくと、”良く言えば、おおらか、悪く言うといいかげん”な傾向にあります。
もちろん人にもよります。
ダメならあきらめるし、過剰に働いても給料が変わらないなら働かない。
手を抜くところはとことん抜く、ような傾向が強い気がします。
まず、日曜日にはほとんどのお店がやっていません。休みます。
警察がジュースを片手に警備していたり、
電気工事やインターネット開設などのメカニックは、約束の時間通りにはほぼ来ません。
1日中家で待っていなければなりません。というか約束の日に家に来ないこともよくあります。
日本だと、警察官が見張りをしながらコーラを飲んでいようものなら不謹慎だと通報されますし、インターネットの開設工事のかたが予定の時間より遅れて来たら、大問題になるのではないでしょうか?
サービスの値段は日本並みかそれ以上ですが、日本の便利さを社会全体で我慢、よく言うと諦めて働かないことによって、結果的に1人当たりのGDPが高くなっている。
そんな気がします。
ちなみに、お店もほとんど閉まっている日曜日ですが、何をやっているか? というと恋人や家族と団らんのひとときを過ごすそうです。
どっちが良いか悪いかは個人の判断に任せます。
また家の工事のために朝から上司が休むなんていうのも普通で、社会全体がこの”いいかげんさ”を、諦めている仕組みになっていますね。
まとめ
お楽しみいただけたでしょうか。
今回の記事を書くことによって、私自身ベルギーの理解が進み、大変勉強になりました。
引き続き、ベルギーの特産品であるチョコレートの歴史やベルギービールの歴史について迫りたいと思います。
葉隠しんの(@Singularity1217)でした。
中の人にもっと頑張って貰おう。
