こんにちは、葉隠しんの(@Singularity1217)です。
ベルギー名物といえば、チョコレート、ワッフル、フリットとありますが、本記事ではフリットの謎について迫ります。
フリットとは、言ってしまえばフライドポテトのことです。
しかし、そう言うとベルギー人はやや複雑な気持ちになるようです。
そんなベルギー人のこだわりの1つであるフリットについて学ぶべく、「フリットミュージアム」を訪問しました。
ちなみに正式名称は「ベルジウムフライ」です。
正式名の通りベルジウムフライというと心なしか、少し嬉しそうです。
ちなみに中の人が、この記事は正直B級観光地のレポだから軽い気持ちで楽しんでって言ってたよ。
ブルージュにある「フリットミュージアム」に来ました


以下の章では、フリットミュージアムでの学びをご紹介します。
ジャガイモの歴史を1分でおさらい
フリットの歴史に入る前に、原料となるジャガイモについて簡単にご紹介します。
ジャガイモの原産国は南米アンデスです。
1570年ごろ、スペイン人によってヨーロッパへ持ち帰られました。
ヨーロッパでは主食として麦が栽培されていました。
しかし、以下の3つのメリットから、ジャガイモはヨーロッパ各国へ広がっていきました。
- 地下で育つため、戦で踏み荒らされても収穫できる
- 寒冷地でも育てられる
- 小麦の3倍といわれるほど生産性が高い
中でも、ジャガイモはアイルランドで爆発的に普及したのですが、1845年から1849年にジャガイモの疫病が流行り、当時の人口の20%にあたる100万人が亡くなったとのことです。
それくらい、ヨーロッパにおいてジャガイモは文字通り根付いている食べ物なのです!
現在ジャガイモは世界中で生産されており、米の生産高が約3.8トンであるのに対し、ジャガイモは約16トン収穫されているそうです。
米の4倍作られているというのは、米が主食の感覚からいくと、驚きですね。
ジャガイモの生産量は中国が一番です。
そしてロシア、インド、ウクライナ、アメリカと続きます。
アメリカはジャガイモを大量生産していそうですが、案外少ないのですね。
ここにも驚きました。

また、ジャガイモそのもののカロリーは、中くらいのもので100kcalしかないそうです。
このミュージアムには、「ジャガイモは我慢せずにいくらでも食べていいのです!」という看板がありました。
ちなみに現在食べられているジャガイモには様々な種類があるそうです。
ミュージアムでは、多種類のイモのオブジェが飾ってありました。


フリット(フライドポテト)の歴史を1分でおさらい
本ミュージアムによると、フリットの発祥はベルギーとのことです。
しかし、そこに科学的な話や歴史的な証明はないとのことです。

ちなみに、ポテトチップスは1853年にアメリカのニューヨークで、サラトガ・スプリングズのレストランでジョージ・グラムというかたが発明したそうです。
もやもやする。
フリット(フライドポテト)に対するこだわり
ベルギーのフリットに対するこだわりは、二度揚げにあるようです。
- 130°-140°で6分間、中身に火が通るように揚げる
- 10分以上、冷ます
- 165°-170°の高温で1.5~3分間、カリカリになるように揚げる
どうでもいいけど下のキャラクター、もやもやする。


まとめ
どうするの?
フリットの歴史に関しては、 不明瞭な点はありましたが、フリットの二度揚げによる味わいとベルギー人のこだわりはホンモノのようです。
また、ベルジウムフライと銘打つことで、観光資源のひとつとして成り立っているというのが大きいようです。
国を挙げての観光戦略&マーケティングのたまものといったところでしょうか。
ただし、観光用の文化、というのではなくしっかりと庶民の味として生活に馴染んでいるようです。
このミュージアムにもたくさんのベルジウムフライグッズが展示してありました。
庶民の味も観光資源として売り出すしたたかさが、小国であるベルギーが存在感を示している秘密なのかもしれません。


さて、帰りましょうか。
見てるだけでお腹いっぱいになってきましたね。・・・
。。。。。。
。。。。。。

ちなみにこのフリットミュージアムのチケットは「Choco-Story」というチョコレートミュージアムのチケットとセットにすると、割安で購入できます。
「Choco-Story」もブルージュにあり、チョコレートの歴史を学ぶことができるミュージアムです。
ご興味のある方は下記の記事もぜひご覧ください。

