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【ブルージュ】オススメのベルギービールとビール醸造所見学レポート【観光】

本記事では、ベルギーのブルージュにあるベルギービール醸造所ついてご紹介します。
ビールの醸造は、ウイスキー作りと似ているため、ウイスキー好きの皆さまにも楽しんで頂ける記事となっています。

しんの
しんの
こんにちは、葉隠しんの(@Singularity1217)です。
今回は、ブルージュにあるドゥハルヴマーン醸造所の見学レポートです。
ここのビールはわたしの中でもオススメです。
是非、ビール片手に読んでみて下さいね。 
ちよこ
ちよこ
たまたま見つけて、喜んでたよね。

この醸造所の顔として有名なのが、Zotというベルギービールです。
怪しいピエロがトレードマークです。

 

 

ビールの原材料について

ベルギービールは、モルトホップ、それから砂糖オレンジピールなどの添加物に、酵母(=イースト)を入れて、発酵させます。
砂糖を入れる理由は、モルトと同じく糖分がイーストの餌になり、アルコールを生み出すからです。
これが、ベルギービールの特徴の1つである度数の高さに繋がります。
さらに度数の高いものは、瓶詰め時に皿に砂糖を入れて二次発酵させます。

このようにして作られたベルギービールのアルコール度数は高くて11°前後、低くても6°前後あります。

しんの
しんの
瓶内で二次発酵させてるのは知りませんでした。
アルコールが高いものほど、砂糖を入れているため、度数が高いベルギービールは甘いものが多いのですね。

また瓶の底に、ワインのようにオリ(澱)がたまっているのを見ますが、二次発酵させているからなんですね。

こちらは、ビールに使うモルトの写真です。
左から低温で焙煎されたものを並べてあります。
一番浅煎りのもので60℃、右端の黒くなっているものは100°以上で焙煎されています。
こちらは、ブラウンビールに使われます。

黒くなるまで高温で焙煎されたものは香ばしいチョコレートのような香りがします。

 

 

モルトは長期的な契約を結び、粒の状態で仕入れてきているとのことでした。
実は、麦を発酵させるためには、麦を発芽させてでんぷん質に変えるステップが必要となります。

なぜ、わざわざ発芽するステップがあるのでしょうか。
それは、アルコールを作るイースト菌は、を食べて二酸化炭素アルコールを生み出すからです。
イースト菌は、でんぷん質を食べません。

モルトは発芽後、熱を入れてそれ以上成長しないようにした後、ビール作りに使用されます。

この醸造所では、フロアにモルトをまいて、発芽させているとのことでした。

 

 

しんの
しんの
ウイスキー作りでいうところの、フロアモルティングを自前でやっているのです。
びっくりしました。

ホップペレット状に固めてあります。
香りは、山椒のような香りがします。
直接嗅ぐと、ちょっと鼻を刺す感じです。

 

 

これはオレンジピールです。
このような添加物を入れるのが、ベルギービールの特徴です。

 

 

しんの
しんの
ちょっと面白いのは、お隣のドイツでは”水+麦+イースト=ビール”のみのビールが好まれるのですよね。
比較すると、ベルギービール甘さや色々なフレーバーが効いた味わいが目立ちます。

ビールの造り方

次に製造設備についてご紹介します。
設備は非常に巨大かつ近代的で、全容を写真に収めることが出来ない程巨大でした。

まずは、発芽したモルトを熱し、発芽を止める乾燥塔です。
これは建物の約半分くらいの巨大な設備となっています。
入口の部分にモルトを置いて、下から上へ熱風を流します。

 

乾燥塔の煙突はフードになっていて、常に風向きと逆方向に向くように制御されています。
風向きに向いていると、熱風が押し戻されてしまうのを防ぐためです。

 

 

ちよこ
ちよこ
見た目は中世なのに、ここはハイテク。

こちらは、モルトを粉砕する装置です。

 

こちらの4つの容器は、水と原材料を混ぜる装置から最終的に発酵させる装置となっています。
部屋いっぱいに配置してあるため、全体を撮影することはできませんでした。

似たような見た目ですが、それぞれ下記4つのステージに分かれています。

①80℃の水と、粉砕したモルト&砂糖を攪拌
②①で出来た液体にはモルトの外皮が含まれているため、フィルターにかける
→この状態では、甘い麦ジュースの状態です。
③ここでホップを加える
④イーストを加えて、発酵させる装置
→5~6日間発酵させる。

 

しんの
しんの
この日は、設備が稼働していませんでしたが、稼働中は室内は辛い程高温になるそうです。

ちよこ
ちよこ
見学後にみんなビール飲みたくなってパニックになるって冗談言ってたね。

ビールの瓶詰めについて

ビールは、なんと約3km先の瓶詰め工場に地下37mのパイプラインで送られます
そこでは、ビール作りに使用する水を採取する井戸があり、ビール工場まで送られています。

以下は、その地図とパイプラインの構造です。
上下の黄緑色が水、左右の黒がビールのラインで、中央に液漏れセンサーのラインが直径30cmのパイプに収められています。

 

 

ちよこ
ちよこ
・・・にわかには信じがたい。

しんの
しんの
醸造所のエントランスに、実際のパイプが見える所がありましたね。
どうやらホントのようです。

 

ちよこ
ちよこ
なんでそんなことしたの?

しんの
しんの
醸造所が旧市街地の中にあるためですね。
これは醸造所からの景色です。

ちよこ
ちよこ
すごく気持ち良い。
しんの
しんの
生産設備の近代化によって生産量は激増したものの、景観を守るためボトリング工場設立出来ない。
そのために3km先にボトリング工場&井戸水を採取する工場を建てたそうです。

 

ちよこ
ちよこ
ちなみに瓶詰め装置はこちらです。
見学用に置いてありました。

 

 

この醸造所のビール

最後に、お待ちかねの試飲です。
オシャレなカフェが併設されていて、出来立てのビールを楽しむことが出来ます。
あわせて、テイスティングの紹介もしていきます。

『Brugse Zot Blond 6%』

味わいは、ほんのりとしたオレンジ系のフルーティさと酸味、ほろ苦さを感じます。
日本のスタンダードなビールと比較して、キレはないですが上品な味わいです。
ベルギービールのなかでは度数が低めなブロンドビールで飲みやすいですね。

しんの
しんの
Zotとは、オランダ語で狂ったという意味です。
狂ったピエロのキャラクターが印象的で、ちょっと飲むのをためらいますが、浮かれた気分のようなイメージです。

『Strafee Hendrik 9%』

こちらの蒸留所で作っているもう一つの銘柄が、ストラッフェ・ヘンドリックです。
甘みのあるフルーティさ、のど越しの後のアルコール感を伴う余韻が、長く続きます。
さすが9%もあるだけあって、強いビールです。

しんの
しんの
ストラッフェとは、”強い”という意味です。
もともと、1%で子供も飲める”ヘンドリック”というビールを作っていたそうです。

1%のころと比べると、圧倒的に”ストラッフェ”ですね。
わたしはビールは合わない体質なのか、1本飲むと起きてられなくなります。
美味しいのでたまに飲みますが、まさに強いヘンドリックにノックアウトされた感じになりますね。
葉隠しんの(@Singularity1217)でした。

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葉隠しんの
座右の銘は「冗談のなかに真実あり。真実のなかに偽りあり。」 あなたに新たな発見や楽しい時間を過ごすという価値を届けます。