海外紀行

テキサス州の頑固おやじと過ごした夏の思い出

マニアックな海外情報として、テキサスの頑固おやじと数カ月働いた話を振り返りたいと思います。

この方は、メキシコ系の方で、今回ホセさん(仮名)としたいと思います。

普段の日本人とは全く異なった価値観を持っていましたが、とても新鮮な経験となりました。実はこの方、仕事で別れてから程なくして亡くなってしまい、私としてもとても悲しい思いをしました。。。

今回は記事にすることで、私だけの記憶に留めず、皆さんにも触れて貰えたらなと思います。

そして、世界の広さ、出会いの妙味を伝えることが出来たら幸いです。

テキサスガイ

なんと言っても、ホセさんはテキサスガイです。

テンガロンハット&ブーツが似合う男です。
アメリカのどの州に行っても、テキサス好きな人かどうか、一発で分かるようになりました。

テキサス州と言うのは、全米51の中でも異色キャラです。(私の勝手な主観。)

州の旗は、ローンスターで一つ星、メキシコの国境と隣しており実はもともとメキシコでメキシコから独立した背景があります。
(メキシコって、歴史的にはメキシコ帝国で、実は国土はアメリカの方まで広がっていたんですよ。)


(出典:wikipedia より)

テキサス州がアメリカから独立したがっている、というニュースを見たことはないでしょうか。

このテキサス州、実は石油が取れますし、皆さんご存知のNASAもあります。
ケネディ大統領暗殺事件で有名な、ダラスにトヨタの工場もあります。

↓ケネディ暗殺事件現場の写真。このビルから凶弾は放たれました。今は観光地となっています。

↓休日に連れて行ってもらったNASA。宇宙開発のイメージが強いですが、実際は資金を集めるための観光施設としての側面が強いようでした。

大変裕福ですし、産業もある。
俺たちゃ、独立して生きていけるんだぜ! とホセさんも自信満々でした。

そして何もかもがでかいです。

家も、ホテルも、ラグビー場も。ガソリンスタンドだって異常にデカい。
デカいことは良いことだ、という価値観がテキサスです。

メキシコ系でラテン系のノリ。スペイン語も話せる。
彼女が沢山いて自己中心的だけど、明るく憎めない男。
ホセさんは、そんなテキサス州が生んだ一本筋の通った頑固おやじでした。

思いっきり銃肯定派

印象的だったのは、ホセさんはNRA(全米ライフル協会)の会員で、銃肯定派でした。
テキサス州は、銃OKの州です。(銃の規制は州法に大きく依存するようです。)

むしろ凶悪犯罪がおきるのは、それは銃を持てないからだ! と。

ホセさんはイリノイ州シカゴを例にあげて、マフィアが蔓延って犯罪が起きているのに、一般人が武装してないから犯罪が起きるんだ。馬鹿げてやがる! とおっしゃっていました。

私が銃にビビっていると、笑っていました。
テキサスガイは豪快なのです。

ちなみにテキサスでホテルに泊まったとき、「部屋を間違えたら、自衛のために銃で撃たれても文句は言えんかんな! 絶対間違うなよ、わかったか!? しんの!」と豪語した矢先、ホセさん自身が知らない人の部屋の扉を開けて、青ざめていたのを覚えています。

国籍と自分のルーツについて

ホセさんはメキシコ系アメリカ人でした。
丁度、トランプとヒラリーの選挙戦をしていた頃の話です。

皆さんはトランプが「メキシコと国境に壁を造る」 と豪語していたのを憶えていますか?

この話を聞いて、私はホセさんはヒラリー派だと思っていたのですが、その考えは間違いで、トランプ派でした。

ホセさんは、こう語ってくれました。
俺の爺さんは、合衆国にお金を払い、星条旗に忠誠を誓ってアメリカ人となった。

出自がどうであれ、俺はアメリカ人だ。悪いメキシコ人が沢山、アメリカに入って来て犯罪をしている。それは事実だ。隠しようがない。

そんな奴らは罰せられて当然だ。
ルーツがそこにあるからこそ、アメリカ人として厳しい態度で臨まなくちゃだめなんだ。」

なるほどな、と思いました。
自由の国アメリカ、平等の国アメリカ、というイメージをメディアは推してきますが、そう喧伝しないといけないのは悲しいかな、実体と異なるためです。
私たち日本人には想像できない苦労があることが、身に染みて分かりました。

ちなみに、選挙活動中も、日本ではヒラリー優勢と言っていましたが、ヒラリーは集会で人を集められず、トランプは相当な人を集めていたことをホセさんから聞いていました。

また若者はなんとなく初の女性大統領ということで、ヒラリー派がいたみたいですが、雰囲気だけのことが多かったです。

レストランなどでホセさんが若者に大統領選の話を吹っ掛けて、ヒラリー派を論破していたことが何度かありました。

このころはまだ、フェイクニュースという言葉は一般的ではなかったのですが、メディアって本当に色がついてるんだな、と感じました。

番外編

ちなみに、ホセさんと食べたテキサス飯です。
アメリカって大抵、マッケンチーズ(マカロニ&チーズ)、もしくはバーベキュー、ハンバーガーなどのハイカロリー&お手軽食がメインなのですが、ルーツが異なる飯が転がっているイメージです。

テキサス州は、メキシコ州と隣接していることで、タコスだけでなく、テキサス風メキシコ料理として、TEX-MEXという料理が食べられます。

↓がTEX-MEX。アメリカ料理の影響を色濃く受けておりコッテリしております。
太りますが、美味しいんです。ちなみに、ライスはサラダです。
ヨーロッパでも食べることが出来、今でも昔を懐かしんで食べに行きます。

↓タコス。ウマい。
揚げ物の多いアメリカでは特に美味しく感じます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、テキサスガイ、ホセさんとの思い出を記事にしました。

なんとなく、ホセさんの言葉も日本語で書いていますが、もちろん英語で喋っていました。英語が使えるようになると、こんな交流も出来るようになります。

私のこの記事が、世界に打って出たいかな、と思っている若者の背中を少しでも押せたら嬉しいです。

こんなホセさんですが、まさか別れて早々に亡くなるなんて、思ってもいませんでした。知らせを聞いたときはホントにショックで眩暈がしました。

人生は一期一会。出会いを大切にしていきたいと思います。

ホセさんのご冥福を祈って終わりたいと思います。

 

それでは!🍃ドロン!

ABOUT ME
葉隠れしんの
今のあなたの常識にとらわれて、可能性を諦める人を減らしたい。わたしが突拍子のないことや、独創的な情報を伝えるよ。きみが笑顔になって、コイツなら超えられるかも!と思ってくれたら幸せです。ちなみに忍者設定。ドロン!